長崎県は、昔から日本の玄関口として歴史的に重要な都市でした。美しい自然に恵まれた、住みやすい県です。

そんな長崎県で働く看護師と准看護師の総数は、看護師16,379人、准看護師7,748人(2022年末)です。
人口10万人に対し、全国平均は看護師数約855人ですが、長崎県は人口10万人あたり約1181人と、かなり全国平均を上回っています。准看護師も同様で、全国平均では人口10万人あたり559人なのに対し、長崎県は約267人です。これは、全国平均の2倍以上です。

看護師の職場として最も多いのは、一般診療所です。次いで在宅療養支援診療所、その次に病院、そして在宅療養支援病院となっています。大規模病院は少なく、中小規模の病院が多めです。

エリアは県庁所在地のある長崎市、国際色豊かな佐世保市、長崎県の中央部に位置する諫早市などが多いです。
離島の多い長崎県では都市部と離島など一部地域との医療格差が大きくなっています。医療施設が整わない離島や一部地域では、医師や看護師などの医療従事者が不足しています。
日本国民の約60%は、高齢や病気になっても住み慣れた家、地域で療養することを希望していますが、長崎県も例外ではありません。そのため、在宅医療や介護の分野においても看護師の需要は高くなっています。

長崎県で就職・転職を考えている看護師や准看護師は、就業時間が極端に長くない(残業が少ない)こと、資格取得支援のための制度があることなどを条件に挙げ、職場選びをする傾向があるようです。